江東区立辰巳小学校

　今朝、校門で朝の挨拶をしていたら「メリークリスマス」と挨拶をしてくれた人がいました。残念ながら校長先生の所にはサンタクロースは来てくれませんでした。みなさんは、どうでしたか。
　今年の夏はとても暑くて、夏が終わったら急に寒くなって、インフルエンザが大流行しました。江東区の学校でも学級閉鎖になったり、学校閉鎖になったりした所もありました。辰巳小では、インフルエンザに罹った人は少しいましたが、大流行は防ぐことができ、学級閉鎖になったクラスは一つもありませんでした。しかし、これからもまだまだ流行は続くので、冬休み中も健康に気を付けてください。

　さて、これから大切なお話をするので、よく聞いてください。
「江東区こどもの権利に関する条例ができました」
　全ての人は、生まれたときから幸せに生きるための権利をもっていて、こどもも一人の人間として大切にされます。そして、自分の権利が大切にされるのと同じように、自分以外の人の権利も大切にされます。いろいろな権利がある中で、「安心して生きる権利」（第４条）と「守られる権利」（第６条）について、お話しします。「安心して生きる権利」とは、みなさんの命が守られ、愛され、大切にされること、心や体に暴力を受けないこと、どんな差別もされないことです。誰かに体を叩かれたり、蹴られたりするだけでなく、相手の心を傷つける言葉の暴力をしてもいけません。このほかにも、イヤだな、気持ち悪いなと思うことをする人がいたら、はっきりと「いやだ」と言って、逃げてください。メールとかラインだったら、その人とのやり取りは、止めてください。
「嫌なことをしてくる人がいたら」
　もし、誰かに嫌なことをされそうなときや、嫌なことをされたときは、みなさんには「守られる権利」があることを思い出してください。みなさんは、健やかな育ちを害するものから守られること、プライバシーや名誉が守られること、困ったことがあったときに、大人に相談できるという権利があります。もし、知っている人には話しにくいというときには、先日、担任の先生が配った手紙に書いてポストに入れてもいいし、メールや電話で相談することもできます。一人で悩まないで、必ず誰かに相談してください。先生たちは、みなさんのことを大事に思っています。自分や友達の権利を大切にして、安心して毎日の生活を送ってください。

　明日からの冬休みを健康、安全に気を付けて、楽しく過ごしましょう。
　　　　　　　　　　　　　　校長　景山賢治

　この後は、生活指導主任の佐々木先生から、「入りやすくて、見えにくい場所」に気を付けること、見た目や優しい言葉にだまされて、危ない目に遭うことがないように気を付けて、安全に楽しく過ごしましょうというお話がありました。
　次に学校に来る日は、令和８年１月８日です。みんなが元気に登校してくれることを願っています。