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全校朝会の話6.30 辰巳小の田んぼについて

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 辰巳小学校にある田んぼのお話をします。もともとは田んぼではなく、ポケット・エコ・パークという江東区が作ったビオトープです。ビオトープとは、生き物の住む場所のことを言いますが、辰巳小のエコパークには「ガマ」という植物がたくさん生えてしまい、生き物が住みやすい場所にはなっていませんでした。そこで、用務主事さんに手伝っていただきながら、ガマの茎や根を取って、田んぼにしました。6月6日に田植えをして、1か月近くたって、お米の苗が大きくなってきました。この田んぼには、私が捕まえてきたドジョウの稚魚を20匹ぐらい放してあります。よく見ると、ドジョウが泳いでいる姿を見ることができます。他にもおたまじゃくしや小さな巻き貝が見られますし、イトトンボが稲の葉に止まる姿を見かけました。これからもっと多くの生き物が暮らす田んぼになるといいなと思います。他にも何か生き物を見つけたら、教えてください。なお、この田んぼを作ってから一番の発見は、田んぼの中に、動物の足跡を見つけたことです。足跡の形から、犬やネコではなく、アライグマの足跡であることが分かりました。辰巳小の近くには、野生のアライグマが住んでいて、夜になると学校の校庭や校舎の裏側を歩いているようです。私は一日に2~3回も田んぼを見に行くのですが、稲の葉が風に揺れている様子や、ドジョウが泳いでいる姿を見ると、気持ちが穏やかになり、癒やされます。みなさんもそんな気持ちになるといいなと思います。
           校長 景山賢治

※朝会の後、「学校の近くの公園でアライグマを見かけました」「田んぼで赤トンボを見ました」などの報告がありました。

公開日:2025年06月30日 13:00:00
更新日:2025年07月01日 13:26:24