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全校朝会の話5.26 青い梅の実と日本語について
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全校朝会の話5.26 青い梅の実と日本語について
飼育小屋の近くにある木に、実がなっています。何の実か分かりますか。答えを言ってくれた人がいます。梅の実です。
「熟していない青い梅の実を食べてはいけない」と、昔から言われています。青い梅の実には「アミグダリン」という物質があり、食べ過ぎると頭痛やめまい、呼吸困難などの症状が出るそうです。1個や2個食べたぐらいでは大丈夫ですが、みなさんは口に入れないでください。梅の実を塩に漬けて梅干しにすると害がなくなるし、長期間保存することができます。私は2年前に梅干しを漬けたのですが、今でも食べられます。今年は辰巳小学校の梅の実を使って梅干しを作ろうと考えているので、梅干しができる様子を皆さんに紹介したいと思います。
さて、熟していない梅のことを青い梅と言いましたし、漢字の青と梅で「青梅(おうめ)」という東京の地名もあります。実の色は緑なのに、なぜ青い梅と言うのでしょう。昔、日本語が出来た頃は色を表す言葉の種類が少なくて、赤と青と白と黒で表していたそうです。だから、赤い、青い、白い、黒いという言葉はありますが、その他の色を、緑いとか、黄いとは言いません。緑は青の仲間として「青い」という言葉で表したそうです。緑色なのに青信号と言うし、緑色なのに青汁と言うのも、そういう日本語の使い方と関係しているようです。
今日、お話ししたことは今朝調べたことです。みなさんも興味を持ったことを自分で調べるといいですね。お話を終わります。 校長 景山賢治
公開日:2025年05月26日 09:00:00