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全校朝会の話9.22 短い秋の中で秋を見つけよう

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 今朝は6時40分頃に家を出ましたが、半袖では少し肌寒く感じました。今週の最高気温は30度以下の日が多いようで、ようやく秋の訪れが感じられそうです。日本には春夏秋冬の四つの季節がありますが、この頃の季節は夏と冬が長く、春と秋が短いので、4季ではなく2季になっているように感じます。   先週は3年生と5年生が俳句教室で、秋の俳句を行っていました。俳句で季節を表す言葉を「季語」と言いますが、この頃の季節が続くと、秋を表す季語が少なくなってしまうのでないかと思いました。  そこで、秋の季語について考えてみましょう。今から言う言葉の中で、秋の季語だと思うものに手を上げてください。  第1問は、食べ物です。いちご・スイカ・柿・栗   いちごは春という感じがしますが、夏の季語です。千葉県では6月頃がスイカの旬ですが、スイカと柿と栗は秋の季語です。  第2問は、花の名前です。サクラ・ヒマワリ・アサガオ・コスモス  サクラは春の季語で、ヒマワリは夏の季語。アサガオとコスモスは秋の季語です。アサガオは夏の季語のように思いますが、もともとは秋の季語です。  第3問は、虫の名前です。カブトムシ・アブラゼミ・ツクツクボウシ・赤トンボ・糸トンボ  カブトムシとアブラゼミと糸トンボは夏の季語で、ツクツクボウシと赤トンボは秋の季語です。ツクツクボウシは、俳句では「法師ぜみ」という言葉を使います。  第4問は、おまつりや縁日、季節の行事などの言葉です。かき氷・花火・金魚すくい・トウモロコシ・と盆踊り  かき氷と金魚すくいは夏の季語です。花火とトウモロコシと盆踊りは、秋の季語です。花火は夏によく花火大会が行われますが、もともとは秋に打ち上げられたものです。夏場の花火大会は熱中症になる心配があるので、将来的にはもともと行っていた秋に行われるようになるかもしれません。  今年も短い秋になりそうですが、秋探しをしてみてください。            校長 景山賢治 ※今回紹介した季語と季節は、「きごさい歳時記」で調べたものです。


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